発想の転換

㉖ ガラスの汚れを見るか景色を見るか

投稿日:2017年8月31日

窓ガラスの汚れが気になると、汚れに気がいき、外の景色が見えなくなる。
自分のことに気がいくと、周りの状況に気がいかなくなる。
心のピントを自分に合わせるのか、相手に合わせるのか、どの立場に合わせるかで心に止まるものが変わる。
中国のという国に、荘王そうおうという太っ腹の名君がいた。
部下を集めて酒宴を開いた。
風で部屋中の灯が消えた。
暗闇で大騒ぎしているときに、王の妾に抱きついた男がいた。
妾は男の冠の紐を引きちぎり、大声で「私に抱きついた男がいます。冠の紐のない男です。灯りをつけて、男を捕まえて」と叫んだ。
太っ腹な荘王は、「灯りをつけてはならぬ。酒宴でのこと、酒を出したわしの責任じゃ。部下を恥ずかしめることはできぬ」「みんな、冠の紐を引きちぎれ!」と言って部下を助けた。
数年後、命を張って戦っている部下がいた。
この時の部下だった。
リーダーは目先のことを見るのではなく、寛容で包容力が必要だ。

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